連結財務諸表における親会社と子会社の会計処理の統一とは
事業の種類等が同じであるにもかかわらず連結会社間で異なった会計処理を採用している場合、連結財務諸表がグループ全体の姿を適切に表示していないかもしれません。
したがって、同一環境下で行われた同一の性質の取引については、親会社及び子会社が採用する会計処理を原則として統一しなけらばなりません。
しかし、あくまで会計処理の原則及び手続を「統一」することを規定しているのであって、親会社の会計処理に子会社が従わなければならないということを規定しているのではありません。
【連結財務諸表原則】第三、三 親会社及び子会社の会計処理の原則及び手続
同一環境下で行われた同一の性質の取引等について、親会社及び子会社が採用する会計処理の原則及び手続は、原則として統一しなければならない。 |
同一環境下で行われた同一の性質の取引とは?

原則として統一する会計処理
- 棚卸資産の評価基準
- 同じ種類の繰延資産の処理方法
- 引当金の計上基準
- 収益の計上基準
統一しなくてもよい会計処理
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