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計算書類の承認の概要

取締役は、計算書類を定時総会に提出して、営業報告書についてはその内容を報告し、貸借対照表、損益計算書及び利益の処分に関する議案についてはその承認を求めなければなりません。 (商法283条 計算書類の閲覧)



株主と取締役との受託関係

取締役は、株主から拠出された資本の直接の運用を任された受託者であり、株主は、自己資本を会社に提供してその管理運用の一切を経営者に委託している委託者です。そのため受託者たる取締役は受託された資本の管理運用についてのてんまつを定期的に委託者たる株主に対して報告する責任(会計責任)があります。

[参考]
 ・計算書類作成の意義-アカウンタビリティ-



株主の承認

計算書類の承認は、会社の営業状態に関する文書である営業報告書については、株主総会の場で報告するという形式をとるものの、それ以外の貸借対照表、損益計算書及び利益の処分に関する議案については株主に対して承認を求めるという報告形式をとります。また、定時株主総会に提出され、そこで株主から承認をうけることにより会社の決算は確定することになります。

株主総会の承認を要すもの 株主総会で報告するもの
貸借対照表 ○ -
損益計算書 ○ -
営業報告書 - ○
利益処分案 ○ -
附属明細書 - -
監査報告書 - -



受託責任の解除

取締役は株主から計算書類等の承認を受けることにより、受託責任を果たしたものとされます。これが受託責任の解除です。






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