複式簿記と企業会計原則との関連
企業会計原則には正規の簿記の原則というものがあり、企業は一定の要件に従った正確な会計帳簿を作成しなければならないと規定されています。
複式簿記により作成された会計帳簿は、正規の簿記の原則が要請する網羅性、立証性、検証可能性の3要件を備えており、正規の簿記の要件を満たしています。
よって複式簿記により作成された会計帳簿を基礎として作成された決算書は企業会計原則における真実な報告としては認められます。
同時に、複式簿記により作成された会計帳簿は税務上の青色申告の特例の適用を受けるための要件となる会計帳簿の保存要件を満たします。